「いろいろTV」はいろいろ株式会社代表の青木が気になる人に、いろいろなおはなしをお聞きするオンライン番組です。
第53回目は、ゲストに株式会社IPPO代表取締役の岡田俊祐さんをお迎えして、オンラインサッカー塾IPPOや岡田さんのこれまでの経緯など、いろいろおはなしをお聞きしました!
目次
オンラインでサッカーを教える、とは?



はじめまして。岡田俊祐と申します。
青木さんのお子さんのサッカー指導もさせていただいていますが、青木さんにはこの事業の相談にのってもらっています。
私は今年25歳になります。3年前までは茨城の筑波大学で蹴球部(サッカー部)に所属していました。筑波大学蹴球部は三笘先輩や谷口先輩が有名ですが、そういった環境でありがたくサッカーをさせていただいてました。
大学4年の頃からオンラインサッカー塾「IPPO」を始めて、この6月で4年目に入るところです。実は、さっき「あれ?もう4年目だ」と気づき、ちょっと驚いてます。
IPPOの他には、去年まではJリーグを目指しているサッカークラブでスタッフをしていました。現在は、部活動が地域クラブ化していく流れで、部活の地域展開について行政を支援するような事業もしていたりします。


自分がもし子どもだったら「オンラインでサッカーって何?」と思うでしょうね。
IPPOは、オンラインで「サッカーIQ」という、考える力を高めることを目的とした塾です。対象は小学校高学年から中学生になります。
IPPOでは「サッカーIQ」を、状況にあった適切なプレーを選ぶ力、と定義していますが、子どもたちにはわかりやすい言葉で「サッカーの攻略法だよ」と伝えています。

サッカーはドリブルやシュートなど、ボールが関わるシーンを思い浮かべやすいですが、実は90分の大人の試合の中で1人の選手がボールを持つ時間は2〜3分程度なんです。それ以外の時間はボールを持ってない時間なのです。
なので、ボールを持っていない時間で、どんなポジションを取るとか、何を見ておくとか、守備の時の考え方といったことも大事になります。ボールを持っていないときの考え方を知っておくことで、サッカーの能力自体がよりよくなっていくところは多くあります。
攻撃のシーンだったらこんなことを意識することが大事だよとか、ポジショニングだったら周りを見てこういうところに立つとボールもらいやすいよとか、そういったことを教えています。
サッカーの授業としての「クラス」や、1対1で子供たちとサッカーの相談である「パーソナル」などを通じて、様々なことをお伝えしますが、技術面だけでなくメンタル面の相談に応じたりと、サッカー上達に役立つというサービスです。


確実に上手くなります!

私たちは、オンライン塾に通ってもらっている子どもたちのプレー動画などを見させていただくこともありますが、ボールを持ってない時のポジショニングだったり、プレーの選択がすごく変わります。
子どもたちからも「うまくなった」と言ってもらえています。
サービス始めて3年間ずっと続けてる子もいるくらいで、「サッカーを学ぶ」ということがプレーで活きるということを子どもたち自身が感じてくれています。
保護者の方の声としては、「自信を持てるようになっだ」とか、「どこにパスすればいいかわからない、どこに立てばいいかわからないため、自信なくプレーしてた子が、自身を持って明確にプレーできるようになった」という嬉しいご意見もいただいています。


はい、その通りです。
子どもたちがグラウンドで見える視点は、一人称であり、自分自身の視点です。そのため、平面的だと思います。
でも、動画や資料を使えば、ちょっと上から見ることができて、「君がここの選手だったら、どんなポジションを取るのがいいのかな」といったケースでの学習ができます。資料だからこそ分かりやすく伝えられるというところではオンラインならではだと思います。

あと、オンラインならではの点としては、集中して学べるということです。
自分もそうだったんですが、グラウンドにいるともうボールを触りたくなっちゃって、話を聞けない人も多いかなと思っています。
オンラインで集中して学ぶ時間だからこそ、知識や考え方のインプットがすごく効率的にできているという実感がありますね。


そのとおりです。
コート外に出ている時間も多かったりしますし、どちらのボールか分からないルーズボールな状態も多いですね。


ボールを持っている時間以外のことって、意外と教わることが少ないと思います。
それぞれのポジショニングの話や守備の話は教えてもらっていると思いますが、オンラインにてもっと深く、わかりやすく学べれば良いのではないかと考えています。


私たちIPPO独自のカリキュラムを制作しています。
48回の授業、約2年間でおおよそ一周するような内容です。
エリアと場面状況に分けて、それぞれのシーンでコンテンツを準備しています。

エリアについては、コートをおおよそ3つに区切って考えます。
アタッキングサードという自分たちが攻めるゴール前のエリア、ミドルサードという中盤のエリア、ディフェンシブサード。この3つのエリアではプレーするときの考え方って変わってくるんです。
例えば、中盤のエリアだったら、攻撃時の目的としては着実にボールを繋いで前進することになってきますし、アタッキングサードでは、ゴール前で素早く攻めきるとかシュートを狙っていくというところで目的が変わっていくんです。

場面状況については、サッカーって、4つの局面があると言われています。攻撃、攻撃から守備に変わるタイミング、守備、守備から攻撃に変わるタイミング。サッカーでは、この4つの局面がぐるぐる変わっていきます。
3つのエリアと4つの局面があり、それぞれのシーンの目的から、どういう方向性・戦略でプレーをするか、どういったポジショニングや判断が必要なのか、どういった技術が必要なのか、ということをシーンに分けて伝えています。


そうですね。場面ごと、ケースごとでのセオリーみたいなことを伝えています。


大まかな共通認識はあると思いますが、正解が定まってないのがサッカーです。
JFA(日本サッカー協会)が、指導ライセンスを付与するカリキュラムを提供しています。そこでエリアや局面の目的の話はされてるので、私たちも受講しており、その内容に準じています。
ただ、サッカーは自由です。
最近はあまりありませんが、ブラジル人は自陣のゴール前からドリブルします。
私たちは、基本的な理論は伝えるものの、行動を選ぶのは子どもたちだと思っています。「正解を教えるからその選択してください」ではなくて、「選択できる行動にはいろいろなバリエーションがあるんだよ」ということ、自身で判断して選択できるような考え方を伝えています。
IPPO独自のカリキュラム


自分自身が指導を受けてきたものを土台としつつも、プロの選手や指導者にも監修としてアドバイスをしてもらい、普及年代のサッカーの現場で起きているところを総合的に捉えられ、かつ、プロでも通用するようなコンテンツを作ってます。

自分自身は、高校、大学で、すごく戦術的なサッカーを特に教わりました。
高校ではプロの選手だった方が監督をしてくださっていました。すごい強豪というわけではなかったのですが、ホワイトボードを使ったミーティングなども頻度高くやっていました。
試合の翌朝には、ミーティングルームに集まって動画を見て振り返りを行っていました。
そこで習った理論の中には、優位性というものがあって、「位置的な優位性」「数的な優位性」「質的な優位性」を考えていくというようなものでした。そういった理論をたくさん教えていただいて、考えること大事なんだということに目覚めました。
その後に進学した筑波大学は、サッカーコーチング論研究室があるようなところなので、細かく言語化されてました。


なかったというと嘘になるんですが、習った知識が活かされることを、ピッチ内で実感できるところが多くありました。
当時を振り返ると、指導者の言語化の能力が素晴らしかったことを感じますし、シーズンが始まる時に「うちのサッカーはこういう基礎理論にのっとってこういう戦術を取る」みたいな話をしていただいてたので、理解しやすかったのだろうと感じています。
小中学生のころは自分は戦術などを考えずにプレーをしていたのですが、思い返すと指導者の方はいっぱい教えてくれていたんだと思います。


そうです。ゼロから資料も作っています。
3年前から一緒にやってきた長坂というコーチがいるんですが、私は彼を「サッカー研究家」だと思っていて、とにかくサッカーを理論的に捉えてサッカーの教科書を作りたいって言っています。
JFAなどのエッセンスは取り入れつつ、子どもたちにわかりやすく伝わりやすいカリキュラムを作っています。


めちゃくちゃ大変です。でも楽しみながらやってますね。



最初の1年間ぐらいは本当に手探りでやってきました。
「こういうのが子どもたちの反応良かったな」とか、「自分たちも納得できる流れだったな」など、振り返りながら組み変えたり、改善していきました。
今の形になってちょうど2年経つ頃なので、今のカリキュラムで1周する子が出てきます。


そこも工夫しました!
どこからでも始められるようにしています。
エリアと状況でケースを設定しているので、1つのケースで、2〜4回で、どこのケースから入っても2年間したら一周するというような流れになっています。



はい、そうしています。
「小学生がやるものと中学生がやるものって変わってくるんじゃないか」というような議論はもちろん重ねつつやってきました。
ですが、大事なのは年齢よりも、サッカーをどのぐらい続けてるかの方ですね。小学4年生とかでIPPOに入ってくれる子は「年中からサッカーをやってました、5年間ぐらいです」みたいな子もいるんですよ。

サッカーIQや戦術を伝えるには、段階があると思っていて、サッカーを始めたばかりだと、そもそもボールを正確に止められない、狙ったところに蹴れないという状況です。
それだと、顔も上げられないので、状況も見えないですし、判断していくという段階には至らないと思っています。
そこがクリア出来てきた子は「どういうプレーを選ぶか」とか「選ぼうとしたプレーを変えるか」とかを考えられる段階になってきます。年齢が重要ということではないため、小学生と中学生を同じクラスで教えています。
ただ「レベルがより高度になってきた」、「IPPOの学ぶ内容は大体理解できた」という子はパーソナルコーチングに切り替えて、その子の試合映像を見せてもらって「IPPOで学んだと思うけどこういうことがもうちょっとできたらいいよね」とか、そういったアドバイスをレベルに合わせて変えていっています。


そうですね。
サッカーは「認知→判断→実行」という流れがあると言われます。
認知は周りを見て状況を理解する。
そこからどういうプレーを選ぼうかを判断、決定する。
実行の場面でロングキックとかドリブルとなります。技術は「実行」をより高める部分ですが、その前にまず判断をより良くしていきましょうというところも大事で、そこを高めるっていうことをやってます。



知り合いでバスケでそういったことをやり始めましたという方もいます。
バスケっていろいろな戦術パターンがあるらしくて、「ここでこの選手とこの選手はクロスしたら」とか、「こういうタイミングだったら誰かがスクリーンに立ってブロックをして」とか、そういうパターンを知るところからインプットして、記憶してみたいなところでオンラインは活きるってことを聞きました。


そうですね。きっとホッケーとかラクロスとか。
特にゴール型の競技とかは戦術が大事になってくるんじゃないかなと思いますね。
IPPO設立の経緯


自分の生まれは山口県で、地方でしたが、クラブで良い指導を受けさせていただける場所に行っていました。
しかし、周りを見るとそうじゃない子もいて。
自分のクラブにも、練習に電車とバスを乗り継いで2時間ぐらいかけてくるという子もいたりだとか、周辺にスクールがない子はひたすら自分で自主練習をするしかないとか、そういった状況がありました。
自分は高校から千葉県に移り住んだんですが、逆に千葉県には、至る所に芝生のコートがあって、いろいろなスクールを掛け持ちしてるような子がいて。

こういう地域格差みたいなところに何かできないかなということを思ったのがきっかけです。
スクールを増やすことはできないけど、オンラインでもサッカーが上手くなり、サッカーがより楽しくなるということをできるんじゃないか、できるのなら、自分がやりたいなと思って。


そこについてはそこまで強く考えてなかったです。
大学3年くらいになって、そこからようやく就職の事とか進路のことを考え始めて。
指導者とかも素敵だなとは思いましたし、教員免許も取っていたので、学校の先生とかもいいなとも思っていたのですが、もっと自分がやりたいこと、できることがあるんじゃないかって思って。
自分の経験から役に立ちたい人って誰だろうと考えた時に、「昔の自分や自分の周りにいた人だな」と。サッカーの地域格差をなくせるものがあればやりたいなと思って、就職とか進路とかを忘れて、やれるならやろうみたいな感じで始めました。


もう本当に手探りで助けてもらいながらです。


web検索が多いです。
北は北海道から南は沖縄まで生徒がいます。
人数だと、全部で80名以上がこれまでIPPOを受講してくださっています。
検索で調べられて知ってくださることが多いです。


「サッカーIQ」っていうワードも結構検索してくださってますし、あとは「ミッドフィルダー ポジショニング 分からない」っていう悩みだとか、「子供 伸び悩んでる」みたいな検索でIPPOにたどり着いてくださる方もいます。


今は20人以内でやっています。

その方が子どもたちに意見を聞けると思っています。
1時間のうちに1回は話せる人数にしたいなと思っています。聞いてるだけだと退屈したり理解しきれないところはあると思うので、「教材の動画見て、どう思った?」ということを一人一人に聞けるようにしています。
オンラインツールの機能的には100人などでの授業もできるのかもしれないですが、子どもたちが上達できるというところにこだわりたいので、20人と決めて、それ以上になる場合は曜日を変えて2クラスにしています。


最初は、知識だったり、マナーだったり、喋るのが得意じゃないという性格な部分だったりで、話しづらいということもあるとは思います。
ですが、3ヶ月ぐらい続けてくだされば、結構話してくれるようになります。自分たちも見てて、分かりやすく伝えてくれるようになったりだとか、積極的に自分から発言してくれるようになったりといった成長も見ることができます。
思考も深まっているし、勇気を振り絞るってところも力をつけてくれてるなら、嬉しいなと思いながらやっています。


1対1で講師達と会話をすることもあるので、必然的にコミュニケーションの能力も身につきますし、いろいろな考え方や経験とかも聞けますし、そこもいいところかなと思っています。





近いことは確かにやってるかもなと思いました。
チームによって、考え方が違うってこともあったりします。
監督が「とにかくコーナーキックのボールに目掛けて蹴ればいいんだよ」みたいなチームだとしたら、子どもがボールを細かく繋ぐ技術を持ってたとしても活きないということも生まれるわけです。子どもが「自分が正しいと思ってるんだけどコーチの指導と合わない」という悩みもあるんですよね。

そういう時にどうするかっていうと、なかなか難しいんですけど、他のチームを選べるのであればそれもいいかもしれないし、指導者さんとじっくり考えを一回伝えてみるっていうのもいいかもしれないし、チームの戦い方も勝利を掴むことが目的で監督がそういう方策を取るということを決めているんだったら、もしかしたらそこでまず自分が適応するところも見せつつ、強みを生かしていくという選択もあるかもしれませんよね。
「そういうバランス感覚みたいなのも大事かもしれないね」みたいな言い方をするかもしれません。
正解を伝えるというか、立ち振舞を伝えるというか、理不尽とかもあるとは思うんですけど、そこでもその子が楽しめるようにというところは考えながら出来る限りのアドバイスをしてるっていうところありますね。


いやいや(笑)
リスペクトの大切さとかも伝えていますし、指導者や保護者がいるからこそサッカーができる環境があるわけですし、きちんと感謝を伝えることなど、そういったことも伝えています。
だから、間違いなくIPPOにいる子達はそういった「知識マウントを取る」だとか「ぐれた子」は絶対いないですね。

オンラインの垣根を超えた活動


今は内容・サービス内容に落とし込むってことはできてないですけれど、ゆくゆくやっていきたいということは思ってます。
集団で知識を学ぶところから、自分が試合でトライしてどうPDCAを回すかっていうところは、今はパーソナルとして1対1でやっているのでそこで割と十分役に立ってるかなというのはあるんです。
ただ、もっともっと細かくすれば伝えられることってありますし、もっと知識と実行の接続をどうサポートできるかとかは考えていています。
実行してみた例だと、一度オンラインの枠を越えて、対面で集まってみようってことをやってみました。茨城県のつくばでやったのですが、一番遠い子は岐阜から来てくれました。
知っていることとできることはまた違うので、オンラインで学んだことをできるようにするようなサポートをして、今後は子どもたちが増えていったら、IPPOの単発練習会を全国ツアーみたいな形でできたらななとは思ったりしています。



そこはもちろんありました。自分たちがやってることは本当に子どもたちの成長に繋がっているのかっていうのは葛藤としてありました。
でも気持ち的に割り切ったというところもあります。全国にオンラインで届けられるところはどこまでなんだろうと。できるところまでサポートできたらいいけど、自分たちの役割はまずは「知って、できるかもしれないって思わせること」かなってことを考えています。
「サッカーを学ぶ、目の色が変わる」っていうキャッチコピーをしてるんですけど、知って、楽しくて、うまくなりたいと思ったら、あとは子どもたちがトライアンドエラーを繰り返して自律的に成長していくだろうと感じています。
好きだって思ったらいっぱいボール触ると思いますし、考えるきっかけを掴んだら試合の振り返りをすると思いますし、そういう姿勢が身についていけば、あとは子どもたちは自分で成長できるだろうと信じているところはあります。



めちゃくちゃ思います。

もし自分の時にあっても、まずは「いやいや、ボール蹴りたい」って思うとは思うんですけど。
親に言われて「なんすかオンラインでサッカーって?」という感じで来る子もいっぱいIPPOにはいます。
そういう子もクラスを体験してみると、自分のプレーの役に立つと思ってくれています。ちっちゃい頃の自分とか自分たちの周りの子たちにも届けられたらいいなってものを本当にこだわって作っています。

自分なんてちっちゃい頃ひたすら走ってるだけでした。
そのおかげで体力だけは身についたんですけど、考え方は身についていませんでした。味方の上手な子にパスしてもらって少ないタッチでなんとかゴール決められたらいいなとか、そんなことは思っていたので、過去の自分に届けたいなあってことは思いますね。
IPPOの子どもたちへの想いと「これから」


今は10人くらいの体制でやってるんですが、クラスとパーソナルをどちらもやってくれるコーチもいます。
クラスで集団に向けて話すことが上手なコーチもいれば、パーソナル専属にして、子どもとの1対1の対話が楽しいからやってるよってコーチもいます。

コーチたちの分担もなかなか簡単ではなくて。
パーソナルは今40人以上子供たちがいるんですが、1対1の申し込みが多いときは週に10人とか来たりするんですよ。
そうなった時にどの子に対してどのコーチが担当するのかっていうところの調整みたいなのをすごい急ぎでやるんですが、大変だと思いつつ、子どもたちに届けるために頑張っていますね😁


そうなんですよ。
ありがたいことに自分が筑波大でやってたこともあって、現役の筑波大の後輩たちがIPPOっていうものがあることを知って、「サッカーを言語化することは自分のプレーにも活きると思うし、人に伝える役割をやってみたい」ということで関わってくれるコーチもいます。
サッカーのことを考えるのも楽しいので好きなんだと思います。

IPPOのコーチ陣に共通しているのは「子どもたちが好き」ということなんです。
子どもたちの成長を見守るのが好きだとか、話してるのが楽しいだとか、そういったモチベーションですごくやる気をもって指導してくれています。
思い返すと、それって自分たちと向き合ってきてくださった指導者が本当にそうだったなっていうことも感じます。
サッカー大好きで、寝る間も惜しんで次の試合のことを考えてくれたり、熱心に向き合って強い指導もしてくれるようなコーチが居てくださったりだとか、そういう循環の中で自分たちがサッカーを楽しくやらせてもらえたということがあるので。
それをみんなが感じているので、だからこそ子どもたちに、自分たちは「届ける側」に回りたいっていうのが一貫しています。そこがやる気の源泉になっているというのは思います。


日本中の子が「選べる」状態にしたいということがあります。
日本中の子がIPPOを知れるような規模のサービスにしたいです。
テレビCMが流れるとかかもしれないですけど、認知度も大事だと思っています。
地域格差みたいなところの解決をしたいと考えたときに、IPPOを知らないせいで「選べない」という子には悪いと思っています。
知った上でやらないっていうのは全然良いと思うんですが、もしIPPOを知っていれば早いうちからサッカーを楽しめたかもしれないというような子をなるべくなくしたくて。日本中の子が知れる規模にするには、サービス・ビジネスとしての強さとか必要だと思いますし、ブランドを磨いていくとかそういったことをやりたいと思ってます。

最近では、IPPOをアジアに輸出しようかっていうプロジェクトもちょっと進んでいまして。
例えば、台湾に広げられないかっていうところで動いています。
日本サッカーから見たスペインサッカーはいろいろな歴史と文化があって理論があってすごいなって思うように、アジアからすると日本はサッカー先進国で、そこの理論を輸出していくっていうのはビジネスとしても面白いですし、アジアサッカー全体のレベルアップに繋がるとかを考えると面白いなあと思っています。
もともと描いてたわけじゃないんですけれど、そういうふうに広がっていくことにはワクワクしています。


そうですね。オンラインなので海も越えられますし。


一言にまとめるのは難しいですけど、自分は学校の部活動が教員の負担を削減ということで地域クラブ化していきたいという中で、部活動にも関わったりもしています。
ただ、指導者はいるの?とか、お金はどうするの?とか、もろもろの課題で、スポーツができる環境が無くなってしまうという地域もあるような苦しい状況も見えています。
自分はスポーツは絶対に大事だと思っています。スポーツが担う教育的な役割だとか、ワクワクすること、夢を見ること、仲間を作ることとかそういったことがほんとに大事だと思っています。
すべての子供たちがスポーツに夢中になれる、スポーツによって成長する機会を得られるっていうところを、今後も事業・会社を通して広めていきたいし、成し遂げていきたいってところは抱負として思っています。

ゲストプロフィール

岡田俊祐(おかだしゅんすけ)氏
株式会社IPPO 代表取締役 / 筑波大学蹴球部卒
小学1年生からサッカーを始め、大学では名門筑波大学蹴球部に所属。大学までプロを目指すも叶えられなかった経験から、子どもたちの夢を応援する側に回りたいと考えビジネスの世界へ。大学を休学し、住んでいる場所に関わらず全ての子どもたちにサッカー上達の環境を届ける「オンラインサッカー塾IPPO」のサービスを始める。
現在は北海道から沖縄まで全国の子どもたちにサービスを届け、今年度からはオンライン学習塾も開始スポーツ×教育の領域で、事業を通して子どもたちに夢中と機会を届ける。
〜 第53回目の「いろいろTV」を終えた青木の振り返り 〜
岡田さんが「オンラインでサッカーが上手くなるか?」という質問に「Yes!」と明確に答えられる理由がよくわかる時間でした。
90分の試合で1人の選手がボールを持ってプレーをする時間は2〜3分、残りのボールを持っていない時間に「どう動か?」も大切な要素になので、ボールを扱う技術でない部分(≒ボールを持っていない時にどう動くか)もサッカーが上手くなるために必要な要素という話はとても納得感がありました。
また、サッカーのプレーは認知→判断→実行の繰り返しで、実行というボールを扱う技術を発揮するためには、正しく「認知する」、正しく「判断する」ことが重要になるという話も、スポーツも要素分解が必要なのだと事業につながる話だと感じました。
オンラインは、ボールを扱う技術を伸ばしてサッカーが上手くなるのではなく、ボールがあるとボールを触りたくなってしまうという岡田さんの実体験?!からも、オンラインで学ぶことが向いている(集中できる)と納得でした。
「地域格差をなくし、すべての子どもたちに上達の機会を届けたい」という岡田さんの強い想い、サッカーが好きだからこそのIPPOのチームのカリキュラムや指導へのこだわり、そして、オンラインでの指導の相性の良さも感じることができ、今後の飛躍が本当に楽しみです!応援しています!
