「いろいろTV」はいろいろ株式会社代表の青木が気になる人に、いろいろなおはなしをお聞きするオンライン番組です。
第56回目は、ゲストにand_my…代表の前川由希子氏をお迎えして、ハラスメント研修用ゲーム「ハラハラハラスメント」や組織活性化についてなど、いろいろおはなしをお聞きしました!
目次
「今いる人材」で最強のチームをつくる



はい、前川由希子と申します。
私は「 組織活性化コンサルタント 」という肩書きを自分でつけています。
会社、チーム、団体など、いろいろな組織があると思いますが、この「 組織 」がより良くなるように活性化していくための何かお手伝いをしています。例えば研修をしたり、講演をしたりです。
「 今いる人材で最強のチームをつくる 」というのが私のコンセプトなので、今いる人たちの力をどうやって引き出せるのか、1 + 1 を 5 にも 10 にもできるような仕掛けや後押しをしています。


今の仕事自体は17年ほどやっているのですが、様々な方の悩みや組織の課題を伺うと、「 ああなったらいいな 」「 こういう人が入ってきたらいいな 」「 世の中がこう変わったらいいな 」といろいろな希望が出てきます。しかし、それがすべて叶うことは絶対にありません。
今あるものや、今いる人たちでどうにかするしかないんです。
人の力によるところが大きいと感じているのですが、なかなかその人の力を引き出したり、相乗効果で増していくのは難しいことが多く、皆さん悩まれています。そして、人の力を引き出すことができるのは外部の人間なのではないかと気づいたのがきっかけです。
そこに気づいて以来、人との関係性、単なる「 話し方・聞き方 」ではなく「 コミュニケーションのあり方 」を重視し、「 今いる人材で最強のチームをつくるためには何が必要か 」というところにコンセプトを絞りました。


そうです。スキルは「 あり方 」の上にしか乗らないと考えています。
例えば、共通認識を作って、取り組み方や捉え方、人への見方や向き合い方といった「 あり方 」をガッシリ固めると、今持っているスキルがとても活きやすいと感じることができます。
そのため、新しいものをどんどん足していくというよりは、今の人、今の状況、今のチームを見つめ直して、ほんの少し意識や捉え方を変えるだけで、「 ほら、こんなに違うよな 」というところからスタートし、そこに新たなスキルを乗せていくと、組織も人もチームも伸びると感じています。



月に1回や3ヶ月に1回など、定期的に関わる会社もありますし、年に1回のスポットで講演に行くこともあります。
年間で言うと、大体120回から130回ぐらい登壇しています。


本当の意味での行動変容や、組織文化が変わるほどの変化は、やはり1年から2年ほど細く長く時間をかけないと変わらないと思います。
しかし、組織にとってはそれが難しい場合もあります。「 年に1回こういう催し物があるからその時に講演してほしい 」というご依頼もあります。そういったご依頼は、60分や90分、短ければ45分の場合もあります。
短い講演で何かを大きく変えることは非常に難しいのですが、変わるためのきっかけを作ることはできます。人って気づかないと変わらないじゃないですか。
「 やばいな 」と思って変わったり、やり方を見直してみたりすると思うので、どんなに短い時間でも変化につながる気付きは絶対に持ち帰ってもらえるように、いっぱいいろんな仕掛けをしています。


参加する方は、経営者の方もいれば若手の方もいらっしゃっています。
その60分なり90分なりの講座に参加して、「 なるほど。あ、確かに 」という気付きを持ち帰れば、今いる人材で最強のチームを作るためのきっかけになる、というところまでいけるように内容を組み立てています。
一人も置いていかない。「 欲張り 」な講演のつくり方



事前にどのような属性の方が多いか、どのような課題を持っているか、といったことはヒアリングしますが、全員が完全に当てはまるわけではありません。
でも講演のテーマがコミュニケーションやモチベーション、リーダーシップ、チームビルディングなどになることが多いので、いろいろなタイプの人がいても、ある程度全員に当てはめることができます。


事私は反応を見ながら、皆さんが乗ってきているか、なるほどなという反応を示しているかを見て、できるだけ多くの人の心に刺さるようにしています。
ターゲットを誰かに絞ることはあまりしません。
一人でも「 今日来た意味って何なんだろう」 と思われないようにし、できるだけ全員に「 来てよかった 」「 気付きがあった 」と思ってもらえるようにやっています。


めちゃくちゃ欲張りだと思います(笑)
せっかく呼んでいただいているので、参加者も主催者も「 よかった 」と思ってほしいですし、私自身も「 来てよかった 」と思って帰りたいので、あらゆる角度からアプローチするようにしています。


私は講演をメインの仕事としてやってるので、これしかしてないんですよね。
自分の本職として講演で生きているのに、参加者や主催者の方に「 つまらない 」とか「 役に立たない 」、「 眠い 」とか「 退屈だ 」と思われるのが嫌なんですよ。
だって、「 私の存在意義って何? 」ってなるじゃないですか。
だからそう思われたくないんです。やっぱり怖いんです。
目の前でもしウトウトされたらと思うととても怖い。

だから、そうされないようにと考えます。一人でもつまんないなっていう顔をしている人がいたら、私の心が折れてしまいます。
だから、みんな楽しかった、面白かった、すごくよかった、また聞きたい、あっという間だったって思ってもらえるようにするというのが、たぶん、工夫していくための原動力なんじゃないかなと思います。
あの手この手で、絶対に楽しませてやるぐらいの感じでやっています。


最初はもともと人前で話す仕事としてMCをやっていました。司会の仕事をするところから人前で話すことを始めていて、その延長で講師業に片足突っ込んだんです。

でも、MCの喋りと講師の喋りって全然違うということに気付きました。
MCとしての綺麗で耳当たりのいい話し方を講師としてしても全く刺さらないんですよ。
心地よいとみんな寝ちゃうじゃないですか。「 なんかいい感じだな 」という印象だけになって、なんのインパクトも残らないです。
それに気づいてから、私はMCとしては喋れるけど、講師としてやっていけるかは全然違うなと思い、話し方を変えたり、いろんな仕掛けを考えたりして、スタイルをガラッと変えました。


ずっと繰り返しています。
例えば、テレビを観ていてちょっとした話とか、バラエティ番組のゲームとかわちゃわちゃやっているのを見て、「 なるほど。これをこんなふうに応用したら研修や講演でも使えるな 」って日常でも考えています。



同じネタでもテーマによって落としどころを変えたりもします。
「 あ、このページ見たことある 」というレジュメだったとしても、もう全然違う話になってたりもすると思います。
固いハラスメント研修を、対話が生まれるカードゲームに




はい。コンプライアンスやハラスメントは、チームビルディングやマネジメント研修、部下育成の話に近い領域にあります。
だから、ハラスメント防止の講演をしたり、ハラスメント研修をしたりしていました。
青木さんが実感されているように、一般的になってきたこともあり、依頼が年々増えています。


特にマネジメント層、上司管理職にあたる人たちが、私ぐらいの世代だったりすると、自分が新人の頃にはハラスメントなんて言葉がなかったので、意識を変える必要があったりします。

昔は、「 理不尽とハラスメントで世の中はできている 」ぐらいに思っていましたし、嫌なことをされているというよりは「ここは乗り越えなければいけない壁なんだ」というように前向きにとらえていたと思います。
そういった世代の方が、自分がマネジメントする側になった時には、世の中にはハラスメントという言葉と認識が溢れていて、今までどおりにはできなくなってしまいました。今まで自分がされてたことや、部下指導をしようと思ったら「 それはハラスメントです 」って言われてしまうから、もう怖くて何もできない。手も足も出せないみたいなことになります。
どう接していいかわからなくて、部下との距離がどんどん離れていくみたいな悩みも出てきます。部下側は距離を感じてしまい、「 ちゃんと指導してくれない 」と言ったりもします。

だから、ハラスメント研修をしてほしいとか、部下育成の話の中にハラスメントを入れてほしいといったご要望が年々増えてきました。


わかりやすく増えたのは多分コロナが落ち着いてからぐらいだと思います。


そうなんですよ。
今までは会社で同じ空間にずっと一緒にいて、なんとなく一緒に空気を作っていたのですが、コロナで物理的距離や心理的距離が離れたり、コミュニケーションが減って、お互いのことをあんまり理解できなくなって、より一層ハラスメントという言葉が怖くなっていった方もいたりします。
ハラスメントという言葉が独り歩きしているという感覚もあります。



ざっくり言うと「 ハラスメントとはなんぞや? 」と「 ハラスメントにならないようにするためにはどうしたらいいのか? 」ということが二本柱です。
でも、そもそもハラスメントって、先ほどのスキルなどの話と同じで、「 気づかないと変われない 」ものです。ハラスメントしようと思ってしているわけでもないし、気づいたらそうなってしまっているということが多いものです。

ただ、本人はそう思われていることに気づいていない。
だから会社などで訴えられた時には時すでに遅しで、大変な事になっていて「 なんでだろう 」となってしまうというのが多いのではと感じています。
なので、アジェンダ通りの研修ならば、「 ハラスメントとはこういうことですよ 」「 パワハラとは?セクハラとは? 」「 こういう風にしないといけませんよ 」みたいなことがフォーマットになるのですが、私の研修では、まず自分はどうなのかとか、自分が何に対してハラスメントだと感じるのかとか、そこに気づいてもらうというところから入っていくようにしています。

「 あれがダメ、これがダメ 」というよりは、関係性ができていれば実際は問題ないこともあります。私たちが若いころはそうだったと感じています。
関係性がしっかりできていると、きついこと言われたとしても、「 ありがとうございます。頑張ります。 」となるし、関係性が良くないと何をされても、どんなに優しくされても「 気持ち悪い 」ってなってしまうこともあったと思います。
だから、ハラスメントが何かっていうことを学ぶだけではなく、ハラスメントにならないような人間関係の築き方というところをしっかりやっていこうというのが、研修や講演でやっていることです。


ハラスメントは、ちゃんと要件は決まっているものの、結局は人によりますし、状況によりますし、やり方や言い方によります。
はっきりしないところが難しいところなのですが、でも、曖昧な部分があるからこそ、クリアしようと思えばできる問題なのかなと感じています。





せめて娘さんがアルバイトを始めたら、「 あるある 」ってなってくるかもしれないですね。


はい。スタートは、研修で使うツールのイメージでした。
私が講演や研修をするときに「 ハラスメントについて 」と言うとみんな少し身構えるんですよね。「 やってないよ 」「 ◯◯さんがやった方がいいんじゃないの? 」なんて言いながら、自分とハラスメントというものに対して距離を置きたがる方も多いです。
それに、どうしても「 あれやっちゃだめ 」「 これ言っちゃだめ 」みたいになりがちで、要はツマラナイんですよ。ツマラナイことに対して、人って「 自分のことかも 」とか「 じゃあどうしたらいいんだろう 」と前向きに捉えるのは難しいですよね。
だから、どうやってこのツマラナイもの、カタイものを面白く、柔らかく、自分ごととして捉える機会を作れるかというのをずっと研修をしながら思っていました。

ケーススタディとかもやりますが、ケーススタディでもまだカタイんですよ。「 これ誰のこと? 」みたいになってしまうんです。
それで、たまたま「 あ、わかった。これはカードゲームが最適だ 」と気づいたんです。
カード見ながら「 これってどうなんだろう 」と考え、「 え、これはセーフじゃない? 」「 これアウトでしょ? 」「 え?でもだってさあ 」「 え、ちょっとこれ人によらない? 」みたいなやり取りをカードゲーム形式でやれたら、みんなが興味を持つし、自分のこととして考えるかもしれないと思いました。
「 自分の場合はこうだけど、あの人の場合はこうじゃない 」という感じで、身近なものとして面白くワイワイできるなと。

ハラスメントのベースには、認識の違いや感性の違い、価値観の違いがあります。相手との「 違い 」をわかったり、すり合わせたりすることは対話でしかできません。
入口としてこのカードゲームがあって、「 あ、この人そう思うんだ 」「 え?この人そんな発想なの? 」「 あ、この人と自分は一緒だね 」みたいな、対話のきっかけを作れればと考えました。
最初は、適切なものがあれば買おうかなと思って探していたのですが、見つからなくて。
だったら、自分で作ろうかなっていうのがスタートです。



そうなんですよ。カードゲーム形式であることが効きます。
まず、思っていた以上に「 えっ、なになに? 」というような感じで、食いつきが全然違います。

でき上がるまで1年半ぐらいかかったのですが、そのうち約1年はテストをずっとしていました。
仮のものを作って、私が研修に持って行って実際にやってテストしていきました。
問題を入れ換えたり、いろんなことを変えながらテストをしていましたが、いつもすぐに食いついてくれました。「 なんですかこれ 」みたいな所から、ああだこーだ言うのが楽しくなって。

面白いことに、みんなの意見がビシッと一致することってほぼないんですよ。
一致しないのですが、「 違うってことがわかってよかった 」というような感想をいただけるのです。
紙のレジュメとしてやるのと、ゲームで楽しく面白く興味を持ってやるのとでは反応や結果が全然違うなと思いました。


そうなんです。全然違います!
もう、「 場の空気 」が違います!


サンプルができた時から、このカードに対する感触が良くて、「 これいけるなあ 」「 みんなもこれはいいなって思ってくれるんじゃないかなあ 」と思っていたのです。
そして、一回目で取り出したときに皆さん「 見せてください!! 」というように反応が良くて。当初はサンプルが一個しかなかったから、休憩時間とかに「 さっきの見せてもらっていいですか 」なんて集まってくださったりして。
ハラスメントについて興味を持ってもらう、というところが大事なので、そういう意味ではすごいいいなと思いました。


かなりしています。
ハラスメントだけではなく、管理職研修などでもほぼこれを使うコーナーがあります。


そうですね。
対話ゲームとしてならば、他のテーマでもできるなと思います。
ただ、実は、ハラハラハラスメントは、シリーズ化しようとしています。
ハラハラハラスメントの、例えば「 カスハラバージョン 」とか、業界特化型で「 保育園バージョン 」とか。
業界やテーマに合わせたハラハラハラスメントのシリーズ化は、既に視野に入れています。


そうですね。
だから、カスハラと通常のご意見をもらうというところの境界線についてや、「 こういう場合は人を呼んだ方がいいよ 」とか「 こういう場合は自分で対処した方がいいよ 」とか「 こういう場合はこういうことをヒアリングした方がいいよ 」みたいなことを学べる内容が良いかなと思います。
カードゲームならそれができると思います。
もちろん、実際は「 する側 」、「 される側 」の両方の話ではあるんですが、カスハラに関しては性質上、サービスを提供する側の学習ツールという感じですね。



現状の一般的なものは、特定の職種の人にはあまり当てはまらない、ということもあると思うので、よりフィットする業界向けや、場合によっては個別の企業向けにカスタマイズするとかもできると思います。


私は「 人と人の問題 」であれば対応できると思っているので、あまり業種には特化はしていません。


結局、そうなんだと思います。
私はコミュニケーションが得意じゃなかったんです。
特に新人の頃はコミュニケーションがうまくとれませんでした。社会人としてのスタートは営業職で、会話やコミュニケーションを取ることにより顧客との関係性をどういうふうに築いていくか、というところが一番重要でした。
でも、その関係を築くというのが苦手というか、やり方がわからないというか、どうやっていいのかわからなくて、すごく辛かったんです。

自信が持てないから「 私にできることは何もない 」という感じで、めちゃくちゃ憂鬱な社会人生活をスタートさせていました。そのときのトラウマみたいなものでしたが、逆にそれを克服してやろうと。
人と人ってどうやって関係性が深くなっていくのかなというところが、自分自身でできなかったからこそ興味があるんだと思います。



関わりをもつと、やはり思い入れはできますよね。
しかも何回か講演でお伺いしたりすると、「 あのときの彼女と喧嘩したやつどうなった? 」とかなんかそんなことまで気になって(笑)
やっぱり気になり続けますね。


今のところ、基本は組織向けです。
研修に行ったら、最初の1時間は、その企業の経営者や事業部長とゆっくりいろいろとやり取りをする時間を設けたりするので、そういう意味で個人と関わることはあるのですが、基本はBtoBです。


一人でできることにどうしても限界を感じているので、組織全体としての相乗効果みたいなものをみたいという気持ちがあります。
「 楽しい 」から本気になる。研修の新しい形



脳科学的にも、自分が不快な状態だと効果が出ないとも言われています。
だから「 ああ研修か、めんどくさいなあ。つまんないなあ。 」とコンプライアンス研修に対して思っているとしたら、脳はストップしているんですよね。
だから、いかに「 楽しい 」とか「 面白い 」とか「 興味深いな 」とか「 え?何それ? 」みたいな状態を作れるかが重要だと思っています。そうすると脳は動きだすし記憶が残りやすいです。

いかにその人の気持ちを引き出せるかというところにも重きを置いています。「 楽しいから本気になるし、本気になったら楽しくなる 」と思うんですよね。
コンプライアンスだってハラスメントだって、その点は同じだと思っているので、本当の意味で理解をしたり変わったりするために、入口として楽しさを取り入れています。


上下関係がはっきりした職場ですかね。例えば官公庁とか、そういうところにはこういう研修が必要じゃないかなと思います。しかも楽しく学ぶことが必要じゃないかなと思っています。


外部が入りにくいところは、古き良き慣習やその独自の文化だったりというのがたくさんあります。
だから、そこに人が入ってきたら、異文化なので「 当たり前 」が通用しないからやっぱ問題も起こりやすいと思います。
例えば角界とかもそうだし、歌舞伎とかもそうだし、スポーツの世界や官公庁なども特にそうなのかなと思いますね。
外部が入ることで、ちょっと空気がうまくかき回されて、共通認識を作るお手伝いができるんじゃないかなって思っています。


先ほど少しお話しましたが、ハラハラハラスメントは、ツマラナイ、カタイことを面白く柔らかく自分ごととして捉えてもらうための入り口のツールとして作りました。
これが一人歩きしてくれたらいいなぁと思っています。
カードゲームを通じて対話をすることで、違いに気づけることが、組織を活性化していくと思います。「 今いる人材で最強のチームをつくる 」ために、必要なことだと思うので、このゲームが一人歩きしてどこかで勝手に「 ああでもないこーでもない 」という会話が増えたらいいなと思っています。
そうなるように、私もこれの第二弾、第三弾を考えていきます。
私が直接研修に行くだけではなく、こういった形でも貢献できたら嬉しいなと思っています。


ゲストプロフィール

前川由希子(まえかわ ゆきこ)氏
and_my…代表/組織活性化コンサルタント
福岡県生まれ。福岡県立修猷館高等学校・早稲田大学商学部卒業。
「今いる人材で最強のチームをつくる」を信念とする組織活性化コンサルタント。
システムコンサルタント、金融系新規事業立ち上げ、コールセンターSV等の接客・人材育成・マネジメント経験を経て、2010年より講師・コンサルタント・MCとして活動を開始。
心理学・行動科学・脳科学をベースとしながら、体感型ワークを通して参加者の自律を促す人財育成法は「効果が持続する」「ワクワク感が止まらない」「即実践に活かしやすい」と多くの好評を得ており、リピート・紹介率95.3%以上。大手講演エージェントの人気講師ランキングでは毎年上位にランキングされている。相手の心をグッと掴む「コミュニケーション術」、行動と成長を促す「リーダーシップ術」、ギャップをチーム力に変える「世代間ギャップ研修」、今どき世代だから成功する「新入社員研修」、現場の安全安心を支援する「安全講話」のほか、「モチベーション」「リーダーシップ」「部下力」「コンプライアンス」「ビジネスマナー」「サービス接遇」「女性活躍(活用)」「女性マネジメント」などをテーマに、幅広い層に向けた企業研修・講演を全国で実施している。
また、書籍出版、雑誌執筆、日経woman公式アンバサダー、Yahoo!ニュースエキスパート、TVコメンテーターとしても活動中。2017年4月、『 女性の話を聴かない上司は仕事をだめにする~部下との関係が劇的に変わるコミュニケ ーション術~ 』(ポプラ社)を出版。2026年6月、ハラスメント防止研修ツール【 ハラハラハラスメント™ 】をリリース。
〜 第56回目の「いろいろTV」を終えた青木の振り返り 〜
前川さんのお話をお聞きして、何より印象に残ったのは、講演や研修に参加する人に「楽しかった」「来てよかった」と思ってもらいたいという、とても強い想いでした。
参加者だけでなく、主催者にも満足してもらいたいし、自分自身も「来てよかった」と思って帰りたい。とてもエモーショナルな想いを起点にしながら、それを実現するための準備や工夫はものすごくロジカルで、その両方を持っているところが前川さんの講演や研修の魅力なのだろうと感じました。
「何を伝えるか」だけではなく、「どうすれば伝わるか」「どうすれば自分ごととして受け取ってもらえるか」までを徹底的に考えられているのだろうと凄みを感じました。
そして、その象徴が「ハラハラハラスメント」なのだと思いました。
コンプライアンスやハラスメントという、どうしても固く、身構えてしまいやすいテーマを、カードゲームという形にすることで、楽しく、柔らかく、みんなで「あれはどう?」「自分はこう思う」と話せるものに変える。
単にゲーム化したということではなく、ハラスメントの背景にある認識や価値観の違いを知るためには「対話」が必要で、その対話を生み出すにはどうすればいいかを考えた結果がカードゲームだったという背景がとても興味深かったです。
「楽しんでもらいたい」という想いがあって、そのためにとことん考え、準備し、反応を見て変え続ける。
楽しさは目的ではなく、相手に届き、気づきや変化を生み出すための大切な手段でもあるのだと、とても勉強になった時間でした!
