イベレポ:未確認生物Tシャツ販売会

いろいろ株式会社は合同会社Lightgearが企画・運営している「UMAアドベンチャーラボ(UAL)」の活動に参画しています。

2024年2月18日(日)はSAGAアリーナで、2月19日(月)はSAGA CHIKAで、未確認生物Tシャツ販売会を行いました。

今回の販売会は、「SAGA LOCALIST ACADEMY」の「LOCALIST(ローカリスト)」としての活動の集大成という位置づけでもありました。「SAGA LOCALIST ACADEMY」は、佐賀県内で精力的に地域づくりに挑む人「LOCALIST(ローカリスト)」を対象とした佐賀県の事業の一つです。

UALのTシャツ販売活動は、地域の社会課題をUMAという形で具現化し、地域のアーティストが作品化することで、認知してもらうことを狙いとしています。Tシャツ販売後の収益はUMAの考案者、アーティスト、運営団体で分配するという、地域課題の認知と地域の収益向上を両立させた活動となります。

それでは、イベント当日のことなどを小林弘輝がレポートしていきます!

目次

初日:SAGAアリーナに激やばTシャツ屋さん降臨

今回の未確認生物Tシャツ販売会は2日間にわたって行いましたが、こういったイベントでは珍しく日曜日と平日という組み合わせとなりました。
日曜は、SAGAアリーナ周辺に子どもたちが集まるイベントがあったので、ついでに未確認生物を発見してもらいたかった!ということと、月曜は佐賀県庁の方たちに仕事の合間にUMAを見つけてほしいから!という理由からとなります。

初日は、SAGAアリーナのSCOLショップ佐賀さんの一角をお借りしてショップをやらせていただけることに!

んん!!?一角ってお聞きしていたのに!?

なんと、到着してみれば、SCOLショップの入口ど真ん中をお貸しくださるという大胆な配置に。もはや、SCOLショップを乗っ取ったような格好に…!

おしゃれなアウトドア用品や雑貨などのお店の店頭に突如、UMAの群れが押し寄せる!というような感じになりました。
激やばなTシャツ屋さんの完成です。

今回は、2023年11月に加唐島で行った活動をイラスト化したものを中心に販売しました。
卓隊長も率先してお店に立ちます。

「こんにちはー!未確認です!」「こんにちはー!未確認です!」

隊長…未確認です!って…何が!?笑

ローカリスト仲間(「ウィンカートメニャー」というUMAの考案者でもあります)も、応援に駆けつけてくださいました。
加唐島でのお話をすると、この活動を別の場所でも展開したい!というご相談もいただきました。感激です。

UALのファンの子(「リボンちゃん」の考案者)も、ザッソのTシャツを着て駆けつけてくれました。

この日はUMAを捕獲するデジタルスタンプラリーも、SAGAアリーナ内のテラスにて開催していました。17体のUMAがかくれんぼしていたので、子どもたちは走り回って探していました。

UMAイラストを担当した田島さんも来店。
田島さんもUMA捕獲器を起動して捕獲開始…!

わいわいガヤガヤとした楽しい雰囲気につられ、近隣の方もご来店。
UALの活動や地域課題へのアプローチについてご興味をお持ちいただきました。

あまりに楽しい販売会であっという間に1日が過ぎてしまいました。

初日の感想

SAGAアリーナの綺麗さに圧倒され、未確認生物のTシャツ販売が浮くのではないかと心配してしまいましたが、佐賀市の皆様の優しさに触れ、そんな気持ちはあっという間に吹き飛びました。

今回は「おしゃれなTシャツを作って売る」というだけの会ではなく、地域課題やそれぞれの人達が戦っている課題と向き合うという側面も持っているイベントでしたが、その主旨を深く理解し、共感してくださる方もたくさんいらっしゃいました。
地域課題について考えましょう!というブースを出していたら立ち止まって考えてくださっていないかもしれない方でも、なにこれ面白そう、という想いで足を止めていただけたのではないかと思います。地域課題というのは、少子化、高齢化、過疎化、ごみ問題、空き家問題…など、もろもろと暗い気持ちになりやすいものですが、UMAを通してそれを伝えてみると、少し楽しく、だからこそきちんと向き合える、ということを実感しました。

子どもたちは、なんかいる!ここにもいた!といった声を上げながら、おしゃれなテラスをUMA探しで行ったり来たり。楽しい雰囲気づくりの役割を担ってくれていました。

今回は販売会でしたが、別サイズや別色でのご発注もいただいたので、通販にて販売も調整していきます。
活動の可能性と広がりを感じた1日でした。

2日目:SAGA CHIKAに激やばTシャツ屋さん爆誕

2日目は佐賀県庁の地下にあるSAGACHIKAという場所で初日同様にお店を開きました。
SAGA CHIKAという場所は、コワーキングスペースと食堂とカフェと地域のアンテナショップを混ぜたようなスペースです。

SAGA CHIKAの一角に、ずらっとTシャツを並べつつ、Tシャツの前にはUMAの説明用にトレーディングカードを配置!
ここだけ見ると美術館の展示のようです。

昨日人気だったネコナツキムシはちょっと在庫が心配な状態に…。
スペースには所狭しと、UMAの模型も展示しました。

加唐島のUMAに参加した小学生の女の子の書いた絵本も展示。ご来店された皆さんはそれぞれ手にとられて、加唐島での活動に興味津々でした。

県庁の方もご来店。
卓隊長の説明にも熱が入ります。

やはり佐賀県庁の皆様。
離島の地域課題はかなりご興味がおありとのことで、「ツバキ食べ〜る」や「ふやーす」は人気のUMAとなりました。

2日目の感想

SAGA CHIKAは県庁の地下ということもあり、前日とは違いたまたま立ち寄る、というようなシチュエーションが起こりづらい場所でした。そのため、当初の目的通り、県庁の職員の皆さまにUMAをじっくり見ていただくことができました。

県庁の皆様は、地域課題へのアプローチ方法、このプロジェクト自体の進め方や歩んできた道のりなど、様々な角度から未確認生物Tシャツ販売会を観察されていました。

購入された方との対話の中では、終電なのに電車に乗ったら降りる駅で降りられなくなることを誘発する未確認生物の目撃情報を告げられるなど、このプロジェクトの面白さを深くご理解いただいている方もおられ、感激しました。

2日間を通して

今回、いろいろ株式会社として、ほぼ初めての出店でした。物販の経験は少しあったものの、実際に多くの商品を陳列して販売する、しかもその全てがオリジナルというのは貴重な経験でした。
今回、レジシステムはスマレジを活用し、ipadのスマレジ+レシートプリンターというセット、お支払いは現金とPayPayに対応しました。以前よりレジ周りのご支援もしていたということもありましたが、自社で行うとやはり、こんなにもレジが身近で手軽なものになったのかと、時代の流れに感動しました。

今回の活動は
・地域課題の周知による地域への良い影響の波及
・地域の方のアイディアを形にする、かつ収益として一部お返しする
・近隣のアーティストにイラスト化をお願いしアーティスト活動を応援しつつ、収益の一部をお返しする
・九州内でTシャツ加工を行い、九州内の企業にも貢献する
・着る人にも楽しくおしゃれになってもらうようにする
・運営としてもワクワクする
といった、三方よしどころではない、WinWinWinWinWinWinくらいを狙ったプロジェクトでした。
結果として、それぞれの狙いは、少しずつではありますが成果を上げることができたと感じています。

今後は、UMAアドベンチャーラボとして、企業向けのアプローチなども含め、新たなステージを目指していくこととなります。

今回の活動を通じて、UMAには無限の可能性を感じました。
活動にご協力いただいた皆様の期待に応えられるよう、UALをさらに発展させていきたいと思っています。