いろいろ株式会社は合同会社Lightgearが企画・運営している「UMAアドベンチャーラボ」の活動に参画しています。
2025年11月29日(土)に、佐賀県の一次離島である「高島」にて、UMAを想像して創造するイベントを開催しました。
イベント当日のことなどを小林弘輝がレポートしていきます!
過去のイベントレポート
目次
欲望渦巻く宝島への乗船は困難を極めた?
東京都内在住で、九州にあまり詳しくない私。
いつもは福岡から青木(当社社長)の車に同乗するのですが、今回は電車で行ってみようと思い、宿泊先である天神から電車移動をしました。
福岡には20回以上は来ていると思うのですが、そういえば、姪浜より西側に電車で行くのは初めてかも…。
空港線でそのまま唐津に直通しているものもありますが、概ね、筑前前原駅で乗り換える感じのようです。
と思っていたら、とんでもない電車でした!
とにかく揺れがすごい。筑前前原までの空港線とは違い、急に縦揺れがはじまります。
酔ってしまうとかそういうことはなく、とにかく縦にハネる!!!ジャンピンホッピントレイン!!!
アドベンチャーの幕開けにはふさわしい電車でした。
そして、唐津駅から徒歩15分程度の宝当桟橋に。
宝当桟橋からは宝当神社のある高島行きの船が出ています。
空いたタイミングで写真を撮ったので伝わりませんが、実はこの船、人でパンパンです。満員電車みたいです。
それもそのはず、年末に近いため、「宝くじの当選祈願ができる神社」として有名になった宝当神社なので、年末ジャンボ宝くじの祈願を目当てに人が集まっているそうで。
どうにかぎゅぎゅっと乗せてもらい、人々の欲望を詰め込んだ船がいざ出港!
唐津城に見守られながら船は高島に。
(なんとなく、僕の心の中ではガンダーラが流れてました。)
第一島人発見!アドベンチャー開始!
定期船が着くとそこには島の子どもたちが。
山本卓隊長も上陸。みんなー!アドベンチャーが始まるよー!
まずは入隊式を行います。卓隊長が名簿と照らし合わせながら参加者の確認を行います。
参加者にはミッションカードが配られました。ここには、島の地図や探検の概要などが記載されています。
今回、島のガイドをつとめてくださったのは「キヨミさん」です。
キヨミさんは漁師をしながらカフェを開きつつ、宿もやってしまうというスーパー島民です。
上の写真は、島の診療所についてお話をされているところ。
島には診療所がありますが、医師は常駐していません。週何日か滞在するのみです。
また、救急については日中はドクターヘリのためのヘリポートはあります。しかしヘリは夜間は飛べないため、夜間は船となります。もちろん、船もヘリも天候が悪ければ乗れません。離島の医療状況は過酷ですね。
こちらはキヨミさんの船。地引網漁をされるそうです。
玄界灘に浮かぶ高島は、福岡側と長崎側の2つの海流があり、それぞれで採れる魚種も違うそうです。ワン◯ースのオールブ◯ーみたいでロマンあふれる海ですね。
あんまり意識して見たことなかったですが、なんとこの網、2000万円もするそうです。そして修理も大変…。
定置網漁を存続させるためのクラファンにもチャレンジしたそうです。
目標を大幅に超えたお金が集まってますね!
離島の漁業のリアルを読むことができますのでぜひチェックしてください。
UMAゲットだぜ!
UMAが出現するエリアにはこんな張り紙が…
こんな感じで探して…
い、いたーーーー!!!!
UMAを見つけた人は隊長からUMAカードを進呈!
30年後にすごい金額で取引されるかもしれないから大事にしてね!
実体化済みのUMAを探しつつ、まだ見ぬUMAも探す…。
この水がめ、なんで裏返っているかわかります?
島の水がめはほとんど裏返ってます。
ちなみに、これは農業用ですが、小さいものだとタコツボが置いてあったりもします。
実は…
イノシシ対策なんです。
水がめに溜まった水をイノシシが飲み、定着してしまうため、溜まらないように裏返しておく必要があるのです。イノシシ問題。加唐島のときもありましたが、やはり耕作放棄地とイノシシは密接な関係がありますね。
こちら、島の小学校。全校生徒は島留学で来ている子を含めて7人!
中学校はありません。小学校を卒業すると、毎朝定期船に乗り唐津の中学校に通うことになります。大変だなぁ…。
ちなみに、7人の学校ですが教職員は14人いるそうです。
しかも体育館もでかい!環境はとっても良いですね!
島にはアートな要素もたくさん。素敵でした。
特産品として栽培をしているローゼル。7〜8年前から栽培を始めて、今では畑になっているそうです。
こちら、島の子どもたちが作ったローゼルジャム。ほどよく酸っぱくておいしかったです。
真骨頂「ソウゾウ」の世界!
キヨミさんのツアーのもと、島の課題を歩いて探した後に、その課題や問題を起こしている元凶だと考えられるUMAを「想像」して「創造」します。
大人も子どもも大盛り上がりで粘土をこねていきます。
今回もたくさんのUMAが誕生しました。
帰るときはいつも涙ぐんでしまう卓隊長。
また行きましょうね!!
オマケ : 参加者の小学5年生が作ってくれたVlogです!
イベントの感想
佐賀県を中心に行っているUMAイベントである「ソウゾウ」。
これまで、唐津市にある離島では加唐島のみ開催していましたが、今年度はなんと7つある島のうち、すでに行った加唐島以外の6つを回るという大規模イベントとなりました。しかも、イオンと佐賀県庁も応援されています。
離島の課題などをお聞きする機会はなかなかありませんが、今回のイベントと前回の加唐島でのイベントを通して、離島の大変さの共通点が見えてきました。
- 後継者問題(漁業など)
- 耕作放棄地と害獣問題
- 害獣による田畑被害
- 人口減少などによる空き家問題
- 建築資材搬入の難しさ
- 医療インフラの不足
- 同世代の少ない学校教育(良さでもありますが)
- 買い物インフラの不足
- 来島者によるゴミ問題
などなど…。
これらの問題は、一朝一夕で解決できるものでもなく、また、完全な正解も見えないもののように感じました。
しかし、島民のみなさんはパワフル、かつ、前向きでした。問題はあり、それに苦労しつつも、この土地の生活を楽しんでいるようにも見えました。
福岡市内の近所付き合いでは顔の見える関係性があまりなく、その点に気持ち悪さを感じたという方もいらしていて、島での生活はとにかく性に合っているとのことでした。
島は島で、人との距離が近すぎるがゆえの人間関係の難しさもあるとは思いますが、困難な生活環境であるからこそ、力を合わせて立ち向かうという関係性があるようにも感じました。
「島の課題」「離島の問題点」なんていうテーマのセミナーや講座だったら、みなさんは足を運ぶでしょうか?なかなか難しいと思います。どうしても、他人事になってしまうと思います。
この「UMA」を通じたイベントの妙は、「問題」や「課題」を真剣にとらえつつも、身近に、かつ、コミカルに受け止められるカルチャーを作るところにあります。
今回も、子どもたちがたくさん参加していましたが、一番盛り上がっていたのは実は大人だった気がします。粘土をこね始めると、いつの間にか大人が、あーでもないこーでもないと言いながら笑顔で生き物を作り上げていました。
「ソウゾウ」は、ただの観光イベントではないということを改めて実感した1日となりました。
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