いろいろ社の「いろいろTV」はいろいろ社 代表の青木が気になる人に、いろいろなおはなしをお聞きするオンライン番組です。
第27回目は、ゲストに株式会社すみなす 代表取締役の西村 史彦さんをお迎えして、すみなすの事業や、これから配信予定の『テキトーク』についてなど、いろいろおはなしをお聞きしました!
目次
株式会社すみなすとテキトークのこと
会場から参加しております。
映りすぎ!今日は僕が主役!
株式会社すみなすの西村史彦と申します。
「生きづらさ」を「おもしろさ」に転換するということをヴィジョンに掲げ、GENIUSというアートに特化した就労支援サービスを展開しています。
そもそも、株式会社すみなす自体が、僕自身の生きづらさという原体験を元にしています。
小さい頃から絵を描くのが好きだったので芸術系の大学に行ったのですが、半年で中退しています。それ以外にも、ここでは話せないような、社会的にどうなの?という行動もありました。カナダのトロントというところで1年半ほど過ごし、レゲエという音楽を歌っていた時期もありましたが、マイナス28度の寒い日に電気が止まったりとか(笑)
色んな生きづらさを感じている中で、それをおもしろさに転換したいと思って会社を立ち上げました。
生きづらさというのは特性と環境のミスマッチだと思っているんですが、こうしなければならない、という強迫観念とか、その枠に当てはまらないといけないということがあるじゃないですか。社会の幅というか。それってちょっとしゃらくせえ!ということで、もっと肩の力を抜いて、適当に生きてもいいんじゃないかというメッセージを発信したいなと思いました。
適当というのは、ふざけているということではなく、いい加減、良い加減、ちょうどいい、という意味もあったりしますし、僕の中でちょうどいいふざけ具合でやれたら良いなと思っています。
それに、会社を経営していくと、適当に喋れないことが出てきたりしまして(笑)
具体的にはですね、視聴者などが普段もやもやしていることや悩みに対して、僕だけ固定、あとの二人は毎回違う人、というような3人で、適当にそれについて語るということをしたいなと思っています。解決策を導くというのではなく、ただ適当に語る、という感じですね。見る人いるんかな、と今から少し不安に思っています(笑)
いえ、これからですね。実は、明日初収録なんです。
生放送だと危ないですね…。僕自身の会話内容が危ないです(笑)どこまで公序良俗的にOKなのか、僕がわかってないので(笑)
そうですね(笑)
生きづらさをおもしろさに
生きづらさとおもしろさは光と影のようなものだなと思っています。
欲求があるからこそ生きづらさがあります。おもしろさの反対が生きづらさかなと。だからそれをクルッとしちゃおうと。
例えば、僕が運営しているGENIUSというアートに特化した就労支援施設では、ヘリコプターの音を聞き分けて羽の枚数を当てられる人がいます。日常生活でなんの役に立つの?と言われれば、役に立つことはないんですが、それでもすごいことだと思うんです。
これは、彼のヘリコプターに対する強い愛情と、彼の特性が関連しています。彼は聴覚過敏で、嫌でも音が聞こえてしまうんです。普段はすごく生きづらいんですね。でも、それがヘリコプターが好き、という気持ちと掛け合わされると、彼にとってのおもしろさに変わるんですね。
人の持っているどうしようもない特性は、生きづらさにもなるし、才能やおもしろさにもなるよね、ということをGENIUSを通して訴えかけています。
絶対音感は、訓練が必要ですよね。生まれてすぐに、これって「レ」だな、とかってわかるわけではないので。
でも、絶対音感も特性と環境がマッチングして才能になった例と言えるかもしれないです。
人によって、生きづらいと思う場面については違うなと思いますね。
例えば、僕は本当のお通夜とお葬式がダメなんです。
どんな顔でいていいのかがわからないんです。これは自意識の強さや、「こんな顔をしていなきゃいけない」という強迫観念ゆえに、ナチュラルな表情でいられないんです。ずっと笑いそうになってしまうんです。
お通夜やお葬式は、誰かにとって必ず悲しい場だということはわかっているのに、ずっと笑いそうになっている。これってよくないなと自分ではわかっているんです。でもこれは僕の特性なんだと思います。
隣の人が鼻毛でも出ていようものなら、お経よりも大きな声で笑ってしまうでしょうね。
そう。真剣な顔でいなければいけない状況がダメなんです。
だから、リコーダーのテストを成功させられたことがないんです。笑いだしたり、逃げ出したくなってしまうんです。
テキトークを始めるのも、そういう背景もありますね。ちょっとボケてもいいんじゃないか、という気持ちを発散させるような。お葬式やお通夜でボケたら、色んな人の怒りや悲しみになってしまうので、それができる別の場を用意すると言うか。
8割がたコントロールできていて、流石にお葬式やお通夜では笑わずにいられています。人を傷つけることがないように頑張っています。
ただ、リコーダーのテストは笑いをこらえきれなくて、変な音が出てしまうんですよね。ピヨピヨピヨピヨ。
主体は生きづらい人ですね。
生きづらいと感じていることをおもしろいと思える瞬間があればそれでいいなと思っています。生きづらさはなくならないと思っています。そこに向き合って、受け止めて、視点を変えたらおもしろさに変わる、という瞬間があればいいと思います。その瞬間が増えれば人生の中で生きづらさをおもしろさに転換できているということかなと思います。
生きづらいと思っている人が、おもしろいと思えるかどうかなので、おもしろさの定義は定めていないです。
僕らもコアバリューに据えていますが、まずおもしろがることから始めよう、と思っています。
例えば、ディズニーランドに行ってもブスッとした顔を1日してたら絶対楽しくないじゃないですか。ディズニーランドをおもしろがらなければおもしろくないんです。受け身でいたら人生はおもしろくない。
ウンコ踏みました、みたいなことがあったときに、おもしろがれるかどうかですね。クソー!って思うのか、おもしろいのか。まぁ、糞ーですけどね(笑)
主体的におもしろがる、というのは大切だと思っています。
生きづらい人のための見出す、伴走、つながるサイクル
安心は土台にありますね。安心できていないと開けないものもあります。
僕らは表現を通して生きづらさをおもしろさに転換しようとしています。心が開いていないと表現はできないので、安心は非常に重要な要素ですね。
それだけではなくて、その人の特性や趣味嗜好などから、その人のユニークさを見出して、伴走支援するようにしています。その人のおもしろさをもって、つながれるコミュニティがあり、そのなかでまた見いだせるものがある、といった、見出す→伴走する→つながるという3つのフェーズをぐるぐる回していきます。
例えば就労支援だったら、それまでは障害者と呼ばれていた人たちが、アーティストというアイデンティティを確立していき、それが少しずつ自信になって、心の余裕につながることで、生きづらさがおもしろさに転換されていく、ということもあるんじゃないかと思っています。
見出すのは僕がやれているのではなく、みんなでやれているんだと思います。
まずは見出そうとするのが大事だと思っています。おもしろがらなければおもしろくないのと同じで、見出そうとしないと見いだせないです。
おもしろいところを探すには、その人のことをおもしろがらないといけないと思うんです。おもしろがりながら、その人のユニークポイントをブレストしていく感じですね。
人間は表裏一体だよね、っていつも話しているんですが、凹んでいるところがあればその分だけ突き抜けているところがあるものなんですよね。この凹んでいるところや突き抜けているところは誰にでもあるんですね。だから、そのまんまでいいじゃん、と思うんです。
その凹んでいるところで頑張ってしまうと生きづらくなってしまうので、凹んでいるところは素直に人に頼って、突き抜けているところを伸ばしていければいいんじゃないかなと。
ね、クルッとひっくり返して…。
え?酔っ払っているんじゃないかって…?
ほら、もうこっちはこういう状況ですよ。
僕、ずっと真面目に喋っているのに、周りがもうずっとこう、邪魔しているんですよ…(笑)
プレテキトーク!?車内熱中症と赤緑色弱
何も考えてないです。まずやってみようか、という回ですね。
大阪から2名参加されるんですが、普段モヤッとしていることについてを話してもらったりする感じから入っていきますね。
テキトーと言うか、真剣にふざけているんだと思います。
そうですね。
ほう!
解決策じゃないんですけど、頭からローションをかぶってみては?
法律的には問題ないですね。 クールビズとかの次はクールローションじゃないかと。
いや、バラエティ番組のヌルヌル相撲のあれです。
クールダウンしないといけないじゃないですか。でも、外に熱気がある。だから、体を保護しちゃおうよ、という感じですね。
保護しちゃって、もう、本当に。自らがローションになるというか。そうなれば熱中症になんかならないんじゃないかなと。
そういうのあります。病は気からと言うか。
気の持ちようって大事だと思うんですよ。だから、「吾輩はローションである」という気持ちになれば、クールダウンできるかなと。
まぁ、解決策と言うか、みんなもう当たり前にやっていることですし、話題に挙げるようなことでもないとは思うんですけどね。
(笑)
僕だけの視点じゃなくて、三人寄れば文殊の知恵ということで、話しますね。そういえば弘輝さんはどうですか?
カーキって何色か…。うーん。難しいですが、一言でいうと、あんまり下着としては見ない色、ですかね。
そういうこともあると思います。そして、固定しない3人のメンバーで話すのが良いと思ってます。
2人だと話題の回転数に欠けると思うんですが、3人になると、ガーッと回って。そして、最終的に場が整えばいいと思うんです。
まぁ、サウナみたいなことですね。
運転中の耳汚しに聞いていただけたら。
僕も、結果を気にせずバットを振っていこうと思っています。
youtubeをイメージしてます。明日収録しますが、本当にyoutubeにアップされるかはわからないなと思ってます(笑)
8月の頭くらいを想定していますね。
あー…会場もそろそろクライマックスなのか、みんな集まってきちゃいました。
絵面が鬱陶しいですね…(笑)
ありがとうございました!
〜第27回目の「いろいろTV」を終えた青木の振り返り〜
Startup Gateway SAGAのイベント「MIX NUTS BAR」の会場から出演いただくという『いろいろTV』では初の試みでした。
『いろいろTV』の出演後、改めて、モヤモヤすることを考えてみましたが、意外と出てこないものでした。。。
- リモート会議で会議を終了するまでの間
- 人生の先輩に青木社長と呼ばれること(呼ばれ慣れていないだけかも)
- タメ口(もしくはそれ以上で)話をしていた人が年齢が推測される話題の後にめちゃ丁寧語になる時
- 中学生の娘の電話を切るタイミング(何だかちょっと早い)
「テキトーク」の初収録の前日に「プレテキトーク」を体感させていただき、YouTubeにアップされることを楽しみにしています!